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最高等級・耐震等級3、その先へ

耐震等級とは

普通に確認申請を通せば耐震等級1になります。
許容応力度計算、品確法の計算などの高度な計算を用いる事により、耐震等級2、3かどうかの判断ができます。

耐震等級2、3を証明したい場合「性能評価制度」「長期優良住宅の認定」を利用する事になります。
どちらも認定費用が必要ですので、耐震等級に認定による恩恵、地震保険料の割引などとの兼ね合いを見て認定取得をするか否か判断しています。

構造計算、許容応力度計算を標準化!

弊社では耐震等級3を標準仕様化しています
その確認に必要な構造計算「許容応力度計算」を標準仕様で行っています

確認申請は申請費用削減、申請時間の短縮のため「壁量計算」で行います。

残念な2025年の法改正

2025年4月、建築基準法の法改正が行われます。
かねてより構造計算である「許容応力度計算の義務化」を国が模索しておりましたが、住宅ビルダーの反発に合い、簡易計算の「壁量計算」の義務に留められておりました。

2025年の法改正では構造計算である「許容応力度計算」がついに義務化になる!つまり、日本の住宅が強くなる!と喜んでおりましたが、簡易計算の「壁量計算」に+αした内容、に留まってしまいました。

結果、弊社からすれば、ただただ申請費用が値上がりしただけの状態で非常に残念です。

その耐震等級3、本当に強い?

近年「耐震等級3であれば何でもOK」という風潮があり、これには注意が必要です。
 
例えば、構造設計事務所の先生であればスキップフロア等の難解なプランでも耐震等級3は可能でしょう。
例えば、とても優れた構造システムや工法を用いれば大開口などのプランでも耐震等級3は可能でしょう。
では、偉い先生優れた構造システム「構造上、無理の無いプラン」を設計するとどうなるでしょうか?
同じ耐震等級3でも最強の耐震性能が手に入ります。

そうです。一番大事な事は「構造上、無理の無いプラン」を設計する事なのです。
そもそも、本当に優れた先生は無理の無いプランしか設計されないと思います。

wallstatで「構造上、無理の無いプラン」の強さを検証したのが下の動画です。(ver.4時の動画)
(ver.5以降おそらく変更がありグレー色の状態で倒壊させない事が出来なくなりました。倒壊までの回数は同じでした。)

時刻歴応答解析wallstatの標準化!

wallstatマスター登録
時刻歴応答解析ソフトウェアWallstatによる解析を標準仕様化いたしました。
2021年以降のご契約物件に標準採用されています。
加えて、Wallstatマスター会員に登録されました。
素晴らしいソフトウェアを無料で公開いただいている京都大学生存圏研究所様に感謝申し上げます。
無料ソフトですので公開が中止された際は弊社の標準仕様からも抹消されます。

wallstatを用いた検証などもいろいろ行っており、制振装置の検証動画は個人的に有意義な動画と思っています。
制振装置をご検討の方はこちらからどうぞ。
耐震等級3に制震装置はいる?いらない?
全ての建築会社はやるべき!wallstat神アプデ!

ピン工法併用のハイブリッド工法

木材の欠損が多い通し柱にピン工法を採用しています。
そもそも構造計算をかけて通し柱が必要なければ全てを管柱にする場合もあります。この場合ピン工法箇所はありません。
1階建ての際は通し柱が無いのでピン工法を用いる箇所がありませんが、追加仕様にて全てをピン工法にする事ももちろん可能です。
ただ小断面の材にピンを用いると材が動くケースがあります。適材適所に用いる事が理想と考えております。

制震金物の標準化!

震度6強実験に6回耐える筋交い金物を標準化しています。
2階建ての場合は1階に用います。
1階建ての場合は本金物ではなく通常の金物を用います。
詳しくは「制震装置との向き合い方」のページをご参照下さい。

天然木無垢材とEW集成材

とても大事な基礎コンクリート

■基礎はどうやって決める?■
一般住宅においてコンクリートの鉄筋の本数は「配筋表」などにより定められます。しかし構造計算をかけるとこの「配筋表」では明らかに鉄筋が不足してしまいます。弊社の基礎は構造計算により基礎形状を決定しています。
■ベタ基礎の弱点■
建物の荷重と地盤調査情報があれば基礎の形状を決定できます。ベタ基礎であれば大丈夫という話もありますが、ベタ基礎は設置圧自体は低く軟弱地盤に向きますが、より深くまで荷重が伝わるので実は地盤の形質が問われます。場合により布基礎も選択します。

とても大事な地盤保証

■保証期間■
地盤保証ではかなり長期間の30年保証。最大5000万円まで補償されます。
■セメントを地盤に埋め込まない利点■
セメントを地盤に埋め込まないので有害物質の六価クロムが発生しません。
セメントを地盤に埋め込まないので土地売却の際に不動産価値が下がりません。
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