最高等級・耐震等級3、その先へ
時刻歴応答解析の導入
時刻歴応答解析ソフトウェアWallstatによる解析を標準仕様化いたしました。
2021年以降のご契約物件に標準採用されています。
加えて、Wallstatマスター会員に認定を受けました。
素晴らしいソフトウェアを無料で公開いただいている京都大学生存圏研究所様に感謝申し上げます。
無料ソフトですので公開が中止された際は弊社の標準仕様からも抹消されます。
使用した感覚を下に動画でまとめています。
構造計算・許容応力度計算を標準化!
法的に義務化されている壁量計算(2025年改訂)だけではなく、より高度な「構造計算」である「許容応力度計算」を行います。
耐震等級2、耐震等級3の認定には「壁量計算」ではなく「構造計算」が必要です。
近年「耐震等級3であれば何でもOK」という風潮があり、これには注意が必要です。
例えば、構造設計事務所の先生であればスキップフロア等の難解なプランでも耐震等級3は可能でしょう。
例えば、とても優れた構造システムや工法を用いれば大開口などのプランでも耐震等級3は可能でしょう。
では、偉い先生や優れた構造システムで「構造上、無理の無いプラン」を設計するとどうなるでしょうか?
同じ耐震等級3でも最強の耐震性能が手に入ります。
そうです。一番大事な事は「構造上、無理の無いプラン」を設計する事なのです。
そもそも、本当に優れた先生は無理の無いプランしか設計されないと思います。
wallstatで「構造上、無理の無いプラン」の強さを検証したのが下の動画です。
ピン工法併用のハイブリッド工法
木材の欠損が多い通し柱にピン工法を採用しています。
そもそも構造計算をかけて通し柱が必要なければ全てを管柱にする場合もあります。この場合ピン工法箇所はありません。
1階建ての際は通し柱が無いのでピン工法を用いる箇所がありませんが、追加仕様にて全てをピン工法にする事ももちろん可能です。
ただ小断面の材にピンを用いると材が動くケースがあります。適材適所に用いる事が理想と考えております。
制震金物の標準化!
省令準耐火の標準化!
外部からの火に強いだけでなく、内側からの火にも強い仕様。
省令準耐火仕様を標準化しています。「防火性能・耐火性濃」のページをご参照下さい。
天然木無垢材とEW集成材
材木の樹種とそれぞれの特性
いろいろな樹種を採用できます。樹種名の隣の()は気乾比重の目安で簡単にいうと木材の堅さを表しています。希少な木材は輸入状況や製材状況に応じてご希望の材が手に入らない事もよくあります。その都度適材適所でご要望にお答えしています。(ウッドショックの影響で木材の指定が困難になっています)
森林保護のための材木流通
日本の林野庁が森林の過剰な伐採を防止するために、合法的に伐採された木材には以下のような認証マークを付けています。
弊社としても輸入木材においてもFSC、PEFCマークの木材を率先して採用しています。
とても大事な基礎コンクリート
■基礎はどうやって決める?■
一般住宅においてコンクリートの鉄筋の本数は「配筋表」などにより定められます。しかし構造計算をかけるとこの「配筋表」では明らかに鉄筋が不足してしまいます。弊社の基礎は構造計算により基礎形状を決定しています。
■ベタ基礎の弱点■
建物の荷重と地盤調査情報があれば基礎の形状を決定できます。ベタ基礎であれば大丈夫という話もありますが、ベタ基礎は設置圧自体は低く軟弱地盤に向きますが、より深くまで荷重が伝わるので実は地盤の形質が問われます。場合により布基礎も選択します。
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077-572-1321