最高等級・劣化対策等級3、その先へ
(安心1) とても大事な内部結露計算
悲しいかな住宅業界でもあまり知られない言葉ですが、内部結露を抑えるために透湿抵抗比の概念がとても重要です。高断熱に力を入れる会社ほど間違いに陥りやすい部分でもあります。弊社では内部結露計算(定常計算)を全棟に行い内部結露の回避に努めています。
材料選びを間違うとメンテナンスのやりようも無く、住宅の寿命がただただ縮まります。
「入った湿気を逃がす」のは防水シート、耐力壁パネルの性能に「湿気を入れないようにする」のは気密フィルムの性能に依存します。これらを複合して計算により安全かを確かめる事が重要です。
(安心2)小屋裏換気は適切に
「小屋裏」とは簡単に言うと屋根裏の事です。
木造住宅の多くは夏場に屋根裏の温度が上がり相対湿度が上昇します。これによる結露も確認されるため小屋裏換気により空気を排出する事が重要になってきます。
●小屋裏にグリーン材(未乾燥材)を用いない
●小屋裏の換気量計算を一棟ごとに行う
●軒ゼロ形状の場合は特に、腕の良い板金職人に依頼する
これらの事を実践する事により小屋裏の空気を適切に入れ替える事が可能になります。図のような軒ゼロ形状の場合、防水の観点から板金職人の腕、設計の知識、現場監督の知識が絶対に必要になります。
内部結露に関する解説動画
(安心3) シロアリの嫌がる環境づくり
日本のシロアリの多くは乾燥した環境では暮らす事ができません。床下の湿気を排出しシロアリの暮らし難い環境を作ります。換気効率を計算された部材を用いる事により10年保証を全棟に付帯しています。さらに延長保証制度をご利用いただくと最長30年の保証を付ける事も可能になります。
(安心4) 防蟻薬液を大工も施工
環境づくりに合わせて、防蟻薬液により足元周りをしっかりガードします。
一般的には防蟻専門業者により1回薬液散布が行われて終了ですが、弊社では大工も薬液処理を行います。一回の散布では施工できない箇所が発生するためです。また、薬液は複数採用しておりそれぞれの長所短所により、使い分けお互いをカバーさせています。
農薬系の薬品にアレルギーなどをお持ちのお客様には全てホウ酸で処理させていただくか、薬品を用いない防蟻処理も可能です。
(安心5)サビない金物
建物を60年以上持たせたい方に必須です。
建物の上部構造用ボルトにのみ、サビにくい複合皮膜ボルトを標準採用しています。
※一部非採用(アンカーボルト、耐震金物など)
耐電食性があるのでACQ注入材などの緑の木材を用いる場合には必須金物です。ACQ材でも通常有色クロメートを使用する建築会社が圧倒的に多いです。弊社ではサビが怖いのでACQ材は用いていませんが安全のために複合皮膜ボルトを採用しています。
「緑色のACQ木材に金色の有色クロメートボルト(Zボルト)」の組み合わせはサビるので注意が必要です。
なお、サビを気にされる方に向けてオプションにて釘、耐震金物などにも通常より強いメッキ構造釘の採用も可能です。
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077-572-1321