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ユニバーサルデザインと日常災害

自然災害と日常災害

自然災害、地震や台風に関しては新築では耐震制震で、リフォームでは耐震リフォームで対応します。一方、日常災害というものがあります。これは日常に潜む災害・事故で、熱中症、転倒、転落、溺水、火傷、ぶつかり、などがこれにあたります。

日常災害(熱中症)

交通事故よりも危険、と言われて久しい危険な疾病です。しかし対策さえ間違えなければ対策を取れる日常災害です。新築では断熱性能(ヒートショック対策)で、リフォームに関しては省エネリフォーム(断熱)で対応しています。

日常災害(転倒、転落)

日常災害の中でも、転倒、転落は高齢者が救急搬送される事が多い日常災害です。若い時にはさほど問題にならない箇所でも、高齢になると危険箇所になってきます。そんな時はリフォームによる解消となります。
ここで注意が必要な点ですが、いざ高齢者になった時にリフォーム費用を捻出できるか?という部分。退職金をこれに充てられる方も居られますが、情勢が不安定な昨今、できる限り不要な出費は控えたいものです。という事で、新築時から対応していれば不要な出費は抑えられるかもしれないというお話です。次のユニバーサルデザインと大きく係わります。

ユニバーサルデザイン(転倒、転落)

万人が使い易いデザインをユニバーサルデザインと呼びます。実際の所、身体の状態で使い易さは変わってきます。障害などがある場合、ケアマネージャーと福祉住環境コーディネーターの連携によりレイアウトを確定するものですが、今回は一般的な物を拾い出します。

【段差とスロープ】
 新築時の配置計画、高さ計画の時点から配慮する。
【便器とドアの配置】
 介助の方法と、手摺の位置などに配慮する。
【階段の転落対策】
 踏面、蹴込、回り形状、手摺の配置に配慮する。
【バルコニーの転落対策】
 幼児の転落が危険視される箇所に配慮する。
【カーテンの対策】
 ドローコードや操作紐の危険性に配慮する。
【ユーティリティールームの重要性】
 間取り変更に有用な部屋を用意する。
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